VUITTONおじ

初めましての緊張感

会う前に思うこと


駅に1時間以上前に着いた私は
早速UFJの位置を確認した。

有名どころの待ち合わせ場所ではないが
ここなら人も少なめですぐに見つけられそう。

(はぁ…緊張するな)

とりあえず時間もあることだし百貨店に戻り
商品を見るふりをして自分の身だしなみの最終チェックをした。


今日、この人と会う事によって
私の人生が変わったりするのかな。
今、この瞬間も人生の分岐点かも。

そんなポエマーみたいな事を考えたりした。



気づけば10分前。
UFJから遠いところでそれらしい人物が現れるのを待った。


待ち合わせ時刻を1分過ぎた頃
メールには「もう着きます」とメッセージが。

(やばい!!緊張する!!)

おじ現る


UFJの前に立っている1人のおじ。
思ったよりスタイリッシュ…
細身のスーツが似合っている。
でっぷりして脂汗かいているようなおじじゃないな。

そして誰かを探している様子
(私をだよっ)

きっとこの人なんだろうと近づいてみる。
(この時点でやばかったら帰る予定)


おじ「りささんですか?」

ぴょんりさ「はい。初めまして」


ややっ!眼光鋭い!
目が怖いな!
なんか厳しそうで苦手かも(^_^;)


…と思いつつも当たり障りない会話をして
おじが予約してくれたランチへ向かう。

もう何を話したか覚えていない。

おじが予約したお店


(この人絶対怖い人だぁ…)

そう思いながらトコトコついて行く。
待ち合わせ場所からは近いみたいだ。


着いた場所は小洒落たフレンチレストラン。
堅すぎずラフな感じで女子が好みそう。

(やっぱ女には慣れているなぁ)


このおじがどんな規模のお金持ちか知らないが私なんかじゃ釣り合わないかもと、なんだか恥ずかしくなってきた。


食事中はたくさんの事を話した。

・お互いの仕事について
・私が管理職を目指している事
・おじが社長になるまでの事

怖いと思っていたけど意外と楽しく話せている自分がいた。
何よりおじの社長になるまでの話が凄すぎて尊敬した。
やっぱり叩き上げの社長は苦労している分、人の気持ちに寄り添えるんだろうなと1人でフムフムと納得していた。


なんとなくわかったおじのプロフィール

・全国に支社をもつ中小企業の社長
・コワモテなのに優しい
・金持ち
・たぶんヴィトン好き

と言うことでここではヴィトンおじと呼ばせていただく。



ご飯を食べた後はカラオケに行くことになった。
すっかりヴィトンおじに懐いた私は喜んでついていく。

(どんな車に乗っているだろう)


高級車に乗ったことがない私はすっかりウキウキしていた。



次回は「びっくり仰天!おじの愛車」です(ᵔᴥᵔ)
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